たまにはまじめな感じの記事ww
タイトル通りです・・・
10月30日に解禁となったイタリアの新酒、ノヴェッロ
数年ぶりに取り扱ったノヴェッロ!
何故に数年ぶりなのかと言われれば中戸屋のヌーヴォーのラインナップは
「どれも同じじゃ無い」ということを知っていただくためにある程度の種類を揃える
もちろん本家と言えるボジョレーが多数占めている
今年からローヌの大岡さんのヌーヴォーが大岡さん帰国ということで無く、
ラングドックとギリシャも無く、ロワールのオリヴィエ・ボノム(ピュズラ)は仕入の都合で断念し、
無い無いづくしは困る・・・ということで急遽仕入(笑)
さっそく試飲したところまだ移動疲れか好ましくないゴム香がけっこう幅寄せしてきたけど恐らく休ませれば消えるものだと思う
生産者のグレヴェペーザはノヴェッロに限らずはじめての生産者だったけどトスカーナらしい(当たり前か)ボジョレーよりもアタックが強いけど遠慮のあるビンタのような口当たりで吞んでて愉しい味わい。
価格も比較的安いので買いやすいし(売りやすい)、なんといっても味わいの分かりやすさはこの後解禁になるボジョレーに繋げやすい
結構「ボジョレーヌーヴォーなんて買わないし吞みたくない」っていうワイン好きの人いるけど
(好みの問題が大きいのでこればっかりは仕方ないけど)僕が率直に思うことは「もったいない」の一言。
何故もったいないと思うのか。
大手生産者のものはお祭り感が強いけど(これは僕も吞みたくない)小規模生産者のものは一連の葡萄生育状況をインポーターの皆さんが細かく教えてくれるので「なるほど・・・」と吞んで納得できるものばかり。これって良くある高級ワインの飲み頃を計り知るのに置き換えられる事だと思っている。
なのでインポーターさんの情報を出来る限り伝えたい。
(僕自身の自己満足といわれればそれまでの事だけど・・・)
それ故にヌーヴォーを毛嫌いされるとかなり残念な気持ちと共に他に良い伝え方があるはずと色々探っている
で、昨日11月3日に解禁になった山梨産の甲州とマスカット・ベリーA。
(※他の品種に関しては特に決められていないようです)
毎年人気のシャトー酒折の甲州にごり
例年、酒折地区、穂坂地区、八幡地区と3つの地区をそれぞれ醸造瓶詰して別々に出荷してくれる
今年も3種類頼んだんだけど後述の状況から最初の酒折地区のみとなってしまった・・・
今年の出来は同じ日本なので天候が分かりやすいと思うけど、7月中旬までは雨も少なく暑い日が続いたのでブドウの水分が少なく糖度の高いブドウの予想だった。まだ実がしっかりしていない時点で水分の少なさからブドウは小粒だった。
でもその後の夏らしくない夏で水分が復活するかと思われてたけどやや色づき始めたブドウは
水分を実には送らずにそのまま小粒の状態で熟していった。
小粒のものと大粒のものを比べれば生産量は減ってしまう。なので今回の甲州にごりは数の少なさから3種類の地区ごとは扱えずに酒折地区のみとなったというわけ・・・
水分量にくらべ皮と種の割合が大きいので味わいに関しては例年より強くなる。
糖度の高さもそのまま味わいに反映する。
気になる味わいは前述の糖度の高さから去年よりも甘い。去年のはほんのり甘さを感じる程度だったので食事にも合わせやすかった。
アルコール度数も去年よりも0.5%高い10.5%。
0.5%くらいと思うかもしれないけど結構違います
試飲してた温度は常温だったので17度くらいかな?
この温度だとちょっと疲れるかな・・・
言い方悪く言うならば胸焼けしそうww
日本のワインって物足りないって思ってる方は今回の味は当たりだと思う冷やしめで吞む分には問題ないし。総じて言えば中甘口の吞みやすい白!
で、気になる今年のボジョレーは6月は30度超えの猛暑で病気も一切ない健全な状態だったけど7月10日と31日に降った雹で、生産者によっては全滅した区画、50%減となる区画があったみたい。その後乾いた日が続き、それにより収穫は8月になるかも?と水不足を懸念していた矢先、まさに恵みとなる雨が降った!雨量や土壌に違いがあるので一概には言えないけど、この雨を十分にブドウが吸った状態になるまで収穫を待った事により9月上旬から中旬に収穫は始まった(甲州は水分を獲得できなったみたいだけど品種の違いなのかな?)。雨が降る前の潜在アルコール度数は13度超えだったのが12度台まで落ち着いたらしい。
収穫が早かったことから例年よりも醸造に時間をかけることができ生産者それぞれの味わいが出ている2017年!今年も楽しみな出来となり解禁日が待ち遠しい日々です
0 件のコメント:
コメントを投稿